令和3年10月22日、東北大学病院総合防災訓練を実施しました。今回は感染対策を行いながらの災害対応を目的に、例年より規模を縮小してコロナ禍での大規模地震における病院の初動および傷病者受け入れを訓練しました。医療専門職、事務職員、警備員、医療事務委託業者、医学部学生等、約200名が参加しました。
平日午後、利府長町断層を起因とする震度6強の直下型地震が発生したという設定のもと、災害対策本部を立ち上げ、情報収集や院内の診療体制の構築を行いました。また、別室にて外来支部を設置し、患者さんやご家族への対応と、オンラインでの災害対策本部会議を開催しました。
多数傷病者受け入れ訓練では、各診療エリアを設置し、その動線確認や、新型コロナウイルス感染者やその疑いを含む傷病者の受け入れ、傷病者に対する人員配置、トリアージ、診療手順等を確認しました。
当院は、今回の訓練で明らかになった課題を改善するとともに、毎年、総合防災訓練を実施し、災害発生時の体制を更に強化してまいります。

災害対策本部の様子

外来支部の様子

模擬傷病者受け入れの様子

模擬傷病者の処置

模擬傷病者の処置